いちごの生育管理(10月)について

こんにちは。台風も無事に過ぎ去り、イチゴの株も順調に育っております。



現在クラウンベリーで栽培しているいちごは多くが開花しており、早い時期に収穫ができそうです。


さて、10月に入り気温も下がり始め、株へのマルチがけを行いました。


畑で黒いシートを敷いて野菜を栽培している光景を見たことがあると思います。

あの黒いシートをマルチシートと言います。このマルチシートを使用することで

・保温効果

・防草効果

・乾燥防止 等といった効果があります。農家にとって必需品です!

こちらがマルチがけ後のベンチの写真です。

株の周りをマルチシートで覆うことにより、地温の上昇、また保温効果が高くなるため、株の生育がよくなります。


また、開花の状態に合わせて、花の受粉に欠かせないハチの導入を行いました。


このハチは「クロマルハナバチ」といいます。ミツバチに比べると大きいですが、とても大人しいです。腕に止まっても刺したりしません。


ハウスでのいちご栽培では昆虫などは出入りすることの出来ない、閉められた状態となります。そのため、受粉が風媒、あるいは筆などを使った人工的なものに限られてしまいます。更にハウス全ての花は数えきれないほどありますし、受粉したとしても形の悪い「奇形果」となってしまう場合が多いです。


そこでハチの力を借ります。ハチは生きるために餌となる花粉を集めます。その時に花の周りを歩き回ってくれるため、イチゴの花がきれいに受粉できるのです。

なのでいちご農家にとってハチはとても大切な存在なのです。

ハチは花の花粉を、私達は受粉したいちごの果実を、お互いに助け合います。


クロマルハナバチ達の力を借りながら、よりよいいちごを作っていきたいです!!


CROWN BERRY

イチゴ農家が営むいちごスイーツショップです。 生産から加工、販売までを一貫して行っています。 農家だからこそ提供できるイチゴ本来のおいしさをご堪能ください。

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